CLANNAD / もう一度読み返したいシナリオ

昨日の続き。激しくネタばれ注意。

全部分かった上でもう一度ことみシナリオをやり直してみたら、だいぶ印象が変わった。

主人公は途中まで忘れていたけど、ことみのほうは初めから朋也が子供の頃に遊んだ相手だとわかっていた。それを念頭において読み進めると、ただの奇行にしか見えなかったことみの行動にもすべて意味があったことに気づく。「はんぶんこ」や「また明日」にどれほどの想いが込められていたことか。他にもよくよく注意すると、会話がかみ合っていないようでいて、実はことみは決して変なことを言っているわけではないということに気づいた。ああ、なんて奥が深いんだ。睡眠時間削ってぶっ続けでプレイしてた頭じゃ理解できなかったよ。

もうひとつ気づいたことがある。このシナリオでは、主人公普通にいい奴。どこが不良なんだといいたくなるぐらい。春原もあんまりでてこないし、明らかに他のシナリオとは主人公の性格が変わっている。他のシナリオでの悪印象が強すぎて勘違いしていた。

あと、昨日の日記で書いた喩えの部分、ニュアンスがちょっと違っていて正しくは「世界は目に見えないたくさんのハープで満ちていて、それぞれが違った音を奏でている」だった。素粒子(?)のことを言ってるらしい。

ちなみに作中の一節は、Robert F Young の "The Dandelion Girl"(邦題は「たんぽぽ娘」)。エンディングロールにちゃんと載ってた。