ひぐらしのなく頃に

そんなに深刻なネタばれは無いつもりだけど一応本文は隔離しておく。
(以下ネタばれあり)
綿流し編終了。最初は、「ツンデレに双子の姉妹かあ。ベタベタだなあ」なんて笑ってたけど、終盤の二転三転する展開は驚いた。ありったけの伏線を張りっぱなしで終わった鬼隠し編に比べると、適度に真相が明かされて、それにちょっとした恋愛要素も絡めてあって、物語としての完成度ははるかに高い。最後に、死亡時刻のトリックというミステリーの定番と、死体が歩き回るというこれまたホラーの定番を組み合わせて謎を残すあたりも上手いなあと素直に感心するしかない。肝心の謎解きの方はまだ良く分からないけど、今回の話でちょっと出てきた戦時中の人体実験の話、それと梨花の持っていた注射器。何らかの薬物が関係していることは間違いないだろう。あと、この誰を信じていいか分からない状況で主人公素直に人のこと信じ過ぎ。そのせいで読んでるこっちも混乱してくる。それに対してレナの鋭いことと言ったら。今回のお話の副題は「名探偵竜宮レナの冒険」にすべきだと思った。