読んだ本

12月のベロニカ (富士見ファンタジア文庫)

ストイックなロマンティシズムに狂喜。ファンタジーとしても一級だが、ある種の時間SF(時間ファンタジー?)としても読める。不死というのはテーマとして時を隔てた恋愛を描きやすいのだな。そういえば『キーリ』も不死人が出てくる恋愛物だが、あっちは不死人が不死でなくなることに大きなテーマが関わっている。この違いは結構本質的かもしれない。