読んだ本

狼と香辛料 (電撃文庫)

ヒロイン・ホロの独特すぎる口調のせいで敬遠していたんだけれど、読んでみたらそれさえ魅力的に感じるから不思議だ。舞台は中世ヨーロッパっぽい世界。剣も魔法も出てこない、けれど世界観の良くできた地に足の着いたファンタジー。個人的には、何百年も生きてきて並の人間よりずっと賢く適度に子供っぽくてしかも人間じゃない女の子最高。
ただタイトルは最後まで読まないと意味不明でちょっと損をしているような。○○を香辛料に喩えるのは何か由来があったりするのかな?(タイトルの元ネタはあるみたいだ→ISBN:4393485211

感想を書き終えてから、イラストがANGEL BULLETの人だと知った。いや、気が付かなかっただけでひょっとすると無意識下では微妙に購入理由に影響を与えていたのかも。