読んだ本

きみがいた時間 ぼくのいく時間-タイムトラベル・ロマンスの奇跡-

表題作『きみがいた時間〜』だけが書き下ろしなので、すぐに読み終わった。何が凄いって、開始わずか5ページで出会い〜プロポーズまで描いてしまって読者にがっつり感情移入させるところだよな。それがあるから、恋人の命を救うために過去に跳んで40年間待ち続けるなんていう「ストーカー一歩手前」で「諦めないバカ」の物語に素直に共感できる。それにしても、同じ世界の中で時間に関する理論がこれだけ沢山あって、それぞれ矛盾したりしないんだろうか?
昨日は否定的なことを書いてしまったけど、クロノス関係の記事とタイムトラベルものの代表作が比較的良くまとまってるから、企画物のコレクターズアイテムとしては悪くないかもしれない。