読んだ本

ガーゴイルおるたなてぃぶ (ファミ通文庫)

ガーゴイルであってガーゴイルでない、もう一つのお話。舞台は共通だけど作風とかは結構違う。その辺はこれまでと同じものを求めていると肩透かしを食らうかもしれない。こっちは古科学とのバトル+ひかるの成長がメインになるのかな。

それにしても主人公が18歳の女の子なのに全くといって色気がないのは果たしてこの作者の良い所と言っていいのだろうか。完全に少年漫画の主人公だ。で、こっちでも天祢は報われないキャラなのね。あの状況で恋の一つも生まれてもよさそうなものなのに、全くそうならないところが彼の人の良さなんだよな。

ところで、以前書店で無料配布されていた、えんため大賞フェアのブックレットに掲載された『ガーゴイルおるたなてぃぶ0』は文庫には入らないのかな? 自分はあれを読んでいたからいいけど、そうでないと消化不良な部分とかもあると思うんだけど。