読んだ本

狼と香辛料 (4) (電撃文庫)

相変わらず構成が上手い。前半の他愛ない会話がちゃんと後の伏線になっていたり、一旦危機を脱出してからさらに別のクライマックスがあったり。物語の終着点が近づくにつれてロレンスとホロの距離も縮まっているようで、二人のやりとりがますます面白くなっている。多少人称というか視点がブレているような日本語の上での瑕疵があってもこれぐらい内容が良ければほとんど気にならないくらい。