CLANNAD 全体感想

個別ルートをやっている間は、いまさらTo Heart*1かよと思いつつ、この作品で一体何を表現したいのかさっぱり分からずにいたのだが、最後までやってようやくそのテーマが「家族」だったということに気づいた。だからAFTER STORYこそが本体で、その前の個別ルートは良くて前フリ、悪くて疑似餌じゃないかとさえ思う。しかし、家族をテーマにしながらAFTER STORYの世界観が思いっきり70年代フォークなのはいかがなものか。そこは現代における家族観を描いてほしかったところ。これじゃあただの懐古趣味だ。

最後に結論を言えば、良くも悪くもKeyのゲームだったということ。「悪くも」の部分が自分とは合わなくて、個人的にはあまり高評価ではないんだけど、良い部分もそれなりにあるから、これが好きな人の気持ちも分からなくもない。今回は良い部分に関してはほとんど書かなかったが、そこらへんは好きな人がいくらでも書くと思うので、ここでは省略する。

*1:これをGOFEG: Good Old Fashioned Ero-Gameと名づける