CLANNAD 3大シナリオライターAFTER TALK

じつは美佐枝さんと有紀寧と芽衣は、涼元さんの担当だったんですよ。それが途中で、涼元さんがスランプに陥って書けなくなってしまったので、ほかのライターが引き継いで、新しく物語を作り直したんです。

ーー電撃姫2004年7月号より

ライターとしての経験もそれなりにある涼元さんが、あれだけの制作期間があったにもかかわらず書けなくなるほどのスランプに陥るという辺りに、CLANNADという作品の業の深さを感じるな。すべてを矛盾なく説明しようとして破綻したのが容易に想像できる。これが麻枝さんじゃなくて涼元さんが一から企画を練ったとしたら、CLANNADはまったく違った作品になっていたかも知れない。涼元さんがどの程度企画段階から関わっていたかは分からないので、あくまでも想像に過ぎないけど。というか、伏線を張れないライターが企画やっちゃ色々とまずいだろう。