「ひぐらしのなく頃に」考察
得られる情報だけからではあらゆる可能性が考えられるが、あまり時間もないことだしある程度確定していこう。
梨花の「予言」と現実の比較
まず、事件に関係する出来事からまとめてみる。
- 昭和53年
犬飼大臣孫誘拐事件
- 昭和54年
ダム工事現場監督バラバラ殺人
- 昭和55年
北条夫妻転落死
- 昭和56年
古手夫妻変死
- 昭和57年
主婦撲殺
北条悟志失踪
- 昭和58年
富竹ジロウ自殺
鷹野三四絞殺
熊谷勝也行方不明
入江医師服毒自殺
古手梨花惨殺
雛見沢大災害
一方、昭和53年の時点で梨花の口から伝えられた「予言」の内容は、
- 昭和54年 ダム工事現場監督が殺され、バラバラにして捨てられる
- 昭和55年 沙都子の両親が突き落とされて死ぬ
- 昭和56年 梨花の両親が殺される
- 昭和57年 沙都子の叔母が頭を割られて死ぬ
- 昭和58年 梨花が殺される
これらを比べてみると、事件と思われることで予言に含まれるものとそうでないものがあることに気付く。ここで予言を予知ではなく予定だったと仮定する。すると当初予定されていた犠牲者は、
- ダム工事現場監督
- 北条夫妻
- 古手夫妻
- 沙都子の叔母
- 梨花
だけだ。それ以外は一旦忘れよう。
これらの人間を殺して得をするのは誰か? おそらく園崎家は含まれるだろう。
殺害の方法
最初の事件、バラバラ殺人では遺体をバラバラにしなければならない何らかの理由があったはず。右腕が見つからないということは、何かを隠したい(それが右腕を切り落とさなければできない)から? 行方不明の主犯格というのも実在したのか怪しい。
2年目の北条夫妻が突き落とされて死んだ事件では、実行犯は祭りに居なくても怪しまれない人物だ。なぜなら、連続殺人の予定を村人全員が知っているということは考えにくいからだ。ごく一部の人間だけが知っているとすれば、詳細を他の村人からも隠さなければならない。ここから、犯人は村の外部の人間という結論も出せるが、その当時村人たちの祭りへの参加率も低かったとすればこれは当てはまらない。
以下次回に続く。