ひぐらし考 Part.3

梨花・悟志共犯説

「予言」では2年目の北条夫妻について「突き落とされて死ぬ」とはっきり言っているので、突き落とした人物がいるはずだ。しかし同時に「不幸な事故」とも言っている。これはどういうことだろうか。突き落としたが殺意はなかったということ? しかしこの解釈は計画の一部としては不自然だ。人殺しが不幸な事故とみなされる状況というと、肉親による犯行ということか? もし沙都子が犯人だとすると、トラップが関係していれば不幸な事故と呼べるかもしれない。しかし沙都子の性格から、そんな秘密をずっと隠し通せるとは考えにくい。では悟志はどうだろう。犯行当日は旅行には同行していなかったらしい。野球の試合に出ていたらしいが、それ以上の事は驚くほど情報が少ない。仮に悟志を犯人と考えると辻褄が合うことも多い。被害者が北条家と古手家に偏っているのは毎年交代で犯行を行ったため。4年目の北条悟志失踪は、5年目の古手梨花と同様、それまでにクリアすべき目標を達成できなかったため。梨花一人の犯行と考えると色々と無理のある部分もあるが、悟志が共犯だったとすればそれもある程度は解決するのではないか。