読んだ本

吉永さん家のガーゴイル(8) (ファミ通文庫)

7巻と読む順番が前後したけど問題ないだろう。
最初、墓場で運動会してるときはどうしようかと思ったけど、読み終わってみればいかにもこのシリーズらしいお話だった。あとがきで作者も原点回帰と書いてるように、この得体の知れない面白さは久々だ。この人の上手いところは、表面的なキャラクターの行動だけでなく、その奥の心の動きもちゃんと描けるところだろう。それによって、どんなにドタバタしててもキャラクターにちゃんと説得力を持たせることができる。これは物語の基本なんだけど、その基本ができてない作品も多いので(特にライトノベルではその傾向が強い)。アニメ化してもこの辺りはしっかり押さえておいて欲しいな。
ちなみに、とらのあなで最新刊を買うと秋葉原ダイビルで30日(日)に行われるサイン会に参加できるらしい。自分は都合があって行けないけど(都合=一日中Fate/hollow ataraxiaをやっているため)。