読んだ本

精霊探偵 踊る夜光怪人 名探偵夢水清志郎事件ノート (講談社青い鳥文庫) 私の中に何かがいる -テレパシー少女「蘭」事件ノート(3)- (講談社青い鳥文庫)

『精霊探偵』は最後のオチは意外だったけどアイデアとしては短編向きだよなあ。それをやや強引に長編に引き延ばしたために散漫な印象を受けた。私見だが、たぶん書きたかったのはクライマックスで普通の人が暴徒化するシーンだろう。その意味では『OKAGE』(ISBN:4101490074)の続編なのかもしれない。あと、この人の話は確かに恐いんだけど、どうしても理屈を付けちゃうからホラーにはならずにやっぱりSFなんだと思った。
後の2冊は最近相次いで漫画化されて*1、追いつかれる前に読んでおきたかったので。

*1:名探偵夢水清志郎事件ノート 1-3巻(ISBN:4063349535,ISBN:4063720063,ISBN:4063720934),テレパシー少女「蘭」 1巻(ISBN:4063730042)