読んだ本

キーリ〈8〉死者たちは荒野に永眠る〈上〉 (電撃文庫) 奇蹟の表現〈3〉竜(ドラゴン) (電撃文庫)

ようやく2週間ぶりぐらいに人間らしい生活が送れるようになったので、さっそく積んでいた本を読んだ(この二冊は、本当なら買ったその日にでも読みたかったんだけど)。

『キーリ』はIVあたり(具体的に言うとハーヴェイが首都に行って大怪我をするあたり)からハードな展開が続いて読むのがつらくなってきたんだけど、それでも先が気になって読まずにいられない。どうか幸せな結末を迎えますように。

『奇蹟の表現』あいかわらず地味な話だけど、この雰囲気は好きだ。今回はシマの親バカ度が上がったかわりにシマとナツの交流は少なめ。そういうのを期待してるとちょっと物足りないかも。どちらかといえば、オズのことで悩むナツを気遣ったり、ナツに友達ができたことを喜んだりとか、そういうのを、娘を見る親の視点で眺めて楽しむのが正しい読み方だろう。あと、今回大活躍のイルマさんは、自分のことを正義の星から来たヒロインなんて呼んでいたけど、むしろヒーローの方が似合ってると思った。